カンボジア春渡航2016が始まりました!

みなさん、チョムリアップソオ~(こんにちは~)

 

 

カンボジア算数教育支援プロジェクトチームは3月2日から渡航を開始しました!

 

 

期間は3月19日までの17日間、渡航メンバーは途中参加も含めて11人の大所帯です!

 

 

 

 

 

カンボジアはただいま乾季の真っただ中、日中は何もしなくても汗が噴き出てくるくらい暑く、夜になればTシャツ一枚で快適に過ごせます。

 

 

昨晩は外で盛大に花火が打ちあがり、どこか日本のお盆を感じさせる夜でした。

 

 

 

 

 

私たちはカンボジア・スヴァイリエン州のスヴァイチュルン郡というところで、小学1年生に手作りの算数ドリルを配っています。

 

スヴァイリエンには算数の教科書をもっていない子供たちがたくさんいます。けれども、小学校で教わる算数は普段の生活から、農業、商売にまで幅広く使える欠かせない知識です。生まれた地域による貧困の連鎖を少しでも減らしたい。

 

 

そういう思いで活動を始めて今年で6年になります。

 

 

今回の渡航の概要を説明します。今回の渡航の目的は「ドリルの効果を測るための調査をする」です。

 

 

これは一体どういうことなのかと言いますと、去年の夏渡航を終えて、ユースのドリルを使った1年生はそれを使ってない1年生に比べて学力が1.7倍に上昇した、というデータが得られました。それ自体はすごく喜ばしいことなのですが、これが算数ドリルによるものなのか正確には分かりません。その理由は2つあります。1つ目は、おととしと去年に比較テストを行った学校は同じだけど、受けた子供が違うから。2つ目は、たまたま豊作の年で収入が増えた、親の給料が上がった、学校の備品が増えた、など算数ドリル以外の要因を考慮してないから。

 

 

正確に算数ドリルだけの効果を抽出し、それをもって初めて私たちのドリルにはこういう効果がある!と言えるようになる。そのための調査およびテストをしてきます。なので今回後期分のドリルを配布する学校は32校にもおよびます(;^ω^)

 

 

 

 

 

 

いままで行ってきた業務について、紹介します。

 

〇ドリルミーティング

 

日本にいる間に作った後期分の算数ドリルを、今度は現地の学校の先生に見せて、子供たちにとって理解しにくいところや先生が説明しにくいところを指摘してもらいます。

 

自分たちは英語で話し、通訳者がクメール語にしてくれます。3つの言語を介すので、意味の捉え違いがないようにちょっとでも疑問が残ればどんどん突っ込んで質問します。

 

ドリルミーティングをしてみて、ドリルに対してはっきりとした意見を持っている先生が多いなあと感じました。

 

 

 

日本人学生の私たちには分からないような改善点を多く上げてくださり、本当に感謝しています。現地の意見も取り入れたよりよいドリルが完成しました。

〇スヴァイリエン大学生との交流

 

現地の公立大学の学生10人ほどを交えて、ディスカッションをしました。

 

スヴァイリエンの学生事情や学生にしか聞けないようなことをたくさん聞けて、とても有意義でした。

 

 

 

 

 

 

これからの11日間、授業観察やテスト、テストヒアリングにドリル贈呈とやることがたっくさんあるので、暑さに負けず、体調万全で春渡航を乗り切ります!!

 

それでは、チョムリアップリア~(さようなら~)