ファシリテーター養成講座①

第一回ファシリテータ養成講座

今月の4日、国際センターにて「第一回ファシリテーター養成講座」を行いました。今回の教材は「貿易ゲーム」。youthのワークショップに初めての人も参加してくれました。では早速どんな内容だったのかブログで振り返っていきたいとおもいます。

アイスブレイキング

今回、初めてワークショップに参加する方もいて、少し緊張した雰囲気。チーム作りも兼ねてアイスブレイキングを行いました。

最初に行ったのは「仲間を探し出せゲーム」。6種類のうちいずれかの動物の写真が一人一枚配られ、同じ動物の人とグループを作ります。そうしてできたグループで「この中に何個漢字が隠れているかな?」というゲームをやってもらいました。ルールは簡単で、一番多く漢字を見つけたチームが勝利です。スタートの掛け声と同時に、一気に話し合いが活発になりました。

 最初はただランダムに振り分けられた「グループ」が、できるだけ多くの漢字を出しあうことを目標に協力し合い、徐々に「チーム」へと変わっていきます。アイスブレイクは、場の雰囲気を柔らかくするのも一つですが、その後のワークショップに続く役割として生かすことも大切だというお話を頂きました。養成講座の序盤から学ぶことが沢山あります。

 

貿易ゲーム開始!

さあ、いよいよ貿易ゲームのスタートです!「できるだけ多くのお金を稼いだ方が勝ち」というシンプルなこのゲーム。各チームにはそれぞれ道具や紙が入った袋が割り当てられていて、これらを利用して指定の図形を作ります。そして作った分だけ、マーケットに売るとお金が貰えます。各チーム一斉に作業に取り掛かります。

 しかしすぐにいくつかのチームが席を立ちあがり、他のチームへと何やら交渉を始めている模様・・・

実はさきほど話した袋の中、揃い様はチームによってバラバラ。いろんな声が飛び交う中、各チーム「どうすればいかに稼げるか」思考を巡らせ勝利を目指します。

 

しかしすぐにいくつかのチームが席を立ちあがり、他のチームへと何やら交渉を始めます。

実はさきほど話した袋の中、揃い様はチームによってバラバラ。いろんな声が飛び交う中、各チーム「どうすればいかに稼げるか」思考を巡らせ勝利を目指します。

そしてゲーム終了の声。終わった直後にいろんなチームの人に率直な感想を聞いていきます。「沢山稼げて楽しかった!」「悲しかった」「悔しい」チームの立場によって意見は様々。そこからさらにどの場面でどうしてそう感じたのか、聞いていきます。すると少しずつこの貿易ゲームでの気づきが見えてきました。

ここでのファシリテーターの問いかけやそういった意見の引き出しが、状況把握と参加者自身への気づきを引き寄せる鍵となるといったお話も、ここで頂きました。参加者が主体となるワークショップ。それに近づけるような働きをすることがファシリテーター。主体じゃないけど、ワークショップでの役割の大きさを改めて感じました。

最後に・・・

最後にみんなで「良い貿易とはなにか」について各グループで話しました。貿易ゲームを通して不平等な今の貿易を体験した分、思うことはそれぞれたくさんあり、全体発表をして締めくくりました。

 

 

今回、養成講座第一回ということでの開催でしたが、全部で3部編成となっており、16日、26日に第2回と第3回を行います。場所は同じく国際センター。次回は「世界がもしも100人の村だったら」です。ご興味ある方はぜひぜひご参加お待ちしています。